英語音読の効果とやり方|初心者が毎日続ける練習方法を解説

英語音読の効果と正しいやり方を解説する初心者向けガイドのアイキャッチ画像 英語の勉強方法
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Hi、Yuru~ku EnglishのManjiroです。

英語の勉強というと、単語を覚えたり、文法の問題を解いたりする方法が思い浮かびます。

でも、英語を実際に声に出して読む音読も、ぜひ取り入れてほしい練習の一つです。

僕は学習塾で10年以上英語を教えていますが、英文を目で追うだけでなく、自分の口で読んでみることには大きな意味があると感じています。

声に出すだけで英語は変わるという英語音読の重要性を伝えるスライド
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以前、僕自身が英語の発音を練習していたころは、アメリカのコメディー番組を見ながら、登場人物のセリフを何度も真似していました。

最初から自然に発音できたわけではありません。

聞き直して、声に出して、また聞き直す。

そんな地道な繰り返しでした。

今は音声付き教材だけでなく、発音練習アプリやAIを使って、自分のペースで英語を口に出せる便利な時代です。

ただ、音読は何も考えずに英文を何十回も読むだけでは、十分に生かせません。

大切なのは、意味と文法を理解した短い英文を選び、お手本の音声を聞きながら繰り返すこと。

初心者なら1日5〜10分程度から始め、同じ英文を数日かけて練習する方法がおすすめです。

この記事では、英語音読で期待できる効果から、具体的な練習手順、教材の選び方、毎日続ける工夫まで紹介します。

記事のポイント
  • 英語音読で期待できる具体的な効果
  • 初心者でも迷わない音読の正しいやり方
  • 毎日5〜10分で続ける練習メニュー
  • 音読教材やアプリの選び方と注意点


  1. 英語音読にはどんな効果がある?
    1. 英語の語順に慣れやすくなる
    2. 発音と英語のリズムを練習できる
    3. リスニングにも役立つ
    4. 英文を滑らかに読む練習になる
    5. 覚えた表現を口に出しやすくなる
  2. 初心者が音読を始める前の準備
    1. 簡単な英文から始める
    2. 英文と音声が揃った教材を選ぶ
    3. 単語と文法を先に確認する
    4. 短時間で練習できる環境を作る
    5. 音読と黙読の違いを知る
  3. 英語音読の正しいやり方
    1. 最初に英文の意味を理解する
    2. お手本の音声を何度か聞く
    3. 意味のまとまりで区切って読む
    4. 音声を止めて真似して読む
    5. 同じ英文を繰り返し音読する
    6. 最後に音声なしで読んでみる
    7. 慣れたら英文を見ずに言う
  4. 毎日5〜10分の英語音読メニュー
    1. 初心者向けの5分間メニュー
    2. 少し慣れた人向けの10分間メニュー
    3. 同じ英文を一週間使う方法
    4. 新しい英文と復習を組み合わせる
    5. 忙しい日は一文だけでも読む
  5. 発音を意識した英語音読のコツ
    1. 単語を一つずつ区切りすぎない
    2. 音がつながる部分に注目する
    3. 日本語にない音を確認する
    4. 自分の発音を録音して比べる
  6. 目的や英語レベルに合う音読練習
    1. 英語初心者は中学英語から始める
    2. 中学生は教科書の英文を活用する
    3. 大人の学び直しにも音読は使える
    4. 英検やTOEICの勉強に取り入れる
    5. 英会話を目指すなら言い換えも練習
  7. 音読で失敗しやすい練習方法
    1. 意味を考えずに回数だけ読む
    2. 難しい長文から始めてしまう
    3. 速く読むことを目標にしすぎる
    4. 発音を完璧にしようとする
    5. 音読だけで英会話を完成させようとする
  8. 音読教材とアプリの選び方
    1. 無料教材から始める方法
    2. 音読パッケージ教材を使う
    3. 文法も練習したい人向けの教材
    4. 発音アプリを音読に活用する
    5. AI英会話を音読の後に使う
    6. 教材選びで確認したいポイント
  9. 音読とシャドーイングの違い
    1. 音読は英文を見ながら読む
    2. シャドーイングは音声を追いかける
    3. 目的に合わせて練習を組み合わせる
  10. 英語音読の効果を確かめる方法
    1. 一週間前の録音と比べる
    2. 英文の意味を考える余裕を見る
    3. 新しい英文でも読めるか試す
    4. 音読から会話練習へ進んでみる
  11. 英語音読に関するよくある質問
    1. 英語音読のよくある質問(FAQ)
  12. 英語音読を毎日の習慣にしよう

英語音読にはどんな効果がある?

英語音読には、英文を声に出して読むという単純な動作以上の意味があります。

特に、英語の語順、音の特徴、文章を読むときの滑らかさなどを練習できる点が魅力です。

ただし、音読だけですべての英語力が身につくわけではありません。

まずは、何に役立つ練習なのかを具体的に見ていきましょう。

英語音読の4つの効果(語順がわかる、発音がよくなる、聞き取れる、話せる)をまとめた図解
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英語の語順に慣れやすくなる

英語音読で僕が特に大切だと考えているのが、英文を前から理解する練習です。

日本語と英語では言葉の並び方が異なるため、英語を読むときに日本語へ訳し直そうとする人は少なくありません。

例えば、次の英文を見てください。

I play tennis with my friends after school.

意味は「私は放課後に友達とテニスをします」です。

日本語へきれいに訳すなら、英文の後半にあるafter schoolを先に持ってくることになります。

しかし、音読では最初から日本語の順番に並べ替える必要はありません。

「私はテニスをする」「友達と一緒に」「放課後に」という順番で、内容を思い浮かべながら読み進めれば大丈夫です。

このような練習を重ねると、英文を後ろから何度も読み返す癖を減らす助けになります。

もちろん、一度読んだだけで語順が身につくわけではありません。

同じ文の形に繰り返し触れながら、英語の並び方に慣れていくことが大切です。

発音と英語のリズムを練習できる

英語は、文字を見ただけでは正しい読み方が分かりにくい言語です。

例えば、同じようなつづりでも発音が異なる単語がありますし、文章になると単語同士の音がつながることもあります。

そこで役立つのがお手本の音声です。

英文を聞いてから自分でも読んでみると、単語の発音だけでなく、文章全体のリズムにも意識を向けられます。

例えば、What do you want?という英文。

単語を一つずつ区切って読む場合と、自然な会話の流れで読む場合では、聞こえ方に違いがあります。

音読でお手本の発音を真似すると、どこを目立たせるのか、どこを短く読むのかも少しずつ分かってきます。

ただし、自己流の発音で繰り返すだけでは、間違った読み方が定着する可能性もあります。

音声を聞く、真似する、確認するという流れを忘れないでください。

リスニングにも役立つ

英語の音読は、リスニングの練習とも関係しています。

というのも、英語を聞き取るには、単語の意味だけでなく、その単語が実際にどのような音で発音されるのかを知る必要があるからです。

例えば、文字で見れば簡単な英文でも、音声になると聞き取れない場合があります。

これは単語を知らないだけでなく、つながった音や省略されやすい音に慣れていないことも原因の一つです。

音読では、英文と音声を照らし合わせながら、自分の口でも同じ音を出そうとします。

その結果、これまで聞き慣れていなかった発音に気づきやすくなります。

ただし、音読だけで初めて聞く会話がすべて理解できるようになるわけではありません。

音読と並行して、英文を見ずに音声を聞く練習も必要です。

リスニングを中心に学びたい人は、英語リスニングの初心者向け勉強法も参考にしてください。

英文を滑らかに読む練習になる

英語を読み始めたばかりのころは、知っている単語でも一つずつ確認してしまうことがあります。

例えば、I have a book.という簡単な英文でも、初めて英語を学ぶ人にとっては読み終えるまでに時間がかかるものです。

ところが、同じ英文を何度か音読していると、途中で止まる回数が減っていきます。

毎回単語を思い出さなくても、文章全体を滑らかに読めるようになることがあります。

こうした変化は、英語を読む際の負担を減らすうえで大切です。

第二言語の読解研究でも、読む速さだけでなく、正確さや適切な区切り方などが読解の流暢さに関係すると考えられています。(参考:Cambridge University Press『Reading Fluency, Reading Rate, and Comprehension』)

ただ速く読むのではなく、意味を理解しながら自然に読める状態を目指しましょう。

覚えた表現を口に出しやすくなる

英単語や英文法を覚えていても、いざ話そうとすると言葉が出てこないことがあります。

これは、知識として英語を理解していることと、実際に英語を口に出せることが同じではないためです。

例えば、I want to drink water.という英文を何度も音読してみます。

意味も発音も理解したら、waterをcoffeeやteaに変えてみてください。

すると、暗記した文章を読むだけでなく、自分で少し違う英文を作る練習になります。

音読で慣れた表現を実際の会話へつなげるには、こうした言い換えが役立ちます。

もちろん、自由な英会話には、相手の発言を聞き、その場で返事を考える練習も必要です。

音読は、その準備として利用できる方法だと考えると分かりやすいでしょう。

英語音読で意識したいこと

音読の目的は、英文を速く読むことだけではありません。

意味を理解しながら、英語の語順、発音、リズム、文章を口に出す感覚に少しずつ慣れることです。

正確さを確かめながら反復することが、練習を生かすポイントになります。

初心者が音読を始める前の準備

音読を始める前に、難しい教材や特別な機材を用意する必要はありません。

大切なのは、今の自分に合う英文と、発音を確認できる音声を揃えることです。

この準備ができているだけで、毎日の練習がかなり進めやすくなります。

英語音読の準備として必要なものは意味がわかる短い英文とお手本の音声の2つだけであることを示す図解
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簡単な英文から始める

初心者が音読教材を選ぶなら、少し簡単に感じる英文がおすすめです。

英語力を伸ばそうと思うと、難しい文章に挑戦したくなるかもしれません。

でも、音読では意味が分からない英文を読むことに、あまり時間を使いたくないんです。

例えば、I like dogs.やShe plays the piano.のような中学英語の基本文でも十分に練習できます。

文章が短ければ、お手本の音声を何度も聞き直せますし、発音にも意識を向けられるでしょう。

最初は一文から三文程度でも問題ありません。

一文を読んでいる途中で単語の意味を何度も調べるようなら、教材の難易度を下げてみてください。

自分にとって理解しやすい英文を使うほうが、音読そのものに集中しやすくなります。

英文と音声が揃った教材を選ぶ

音読教材で僕が特に確認してほしいのは、お手本となる音声があるかどうかです。

英文だけが掲載された教材でも音読はできます。

しかし、発音が分からない単語を自己流で読んでいると、読み方の間違いに気づきにくくなります。

そのため、初心者ほど音声付きの教材を選んでほしいところです。

音声はCDでもダウンロードでも、スマホで再生できる形式でも構いません。

重要なのは、必要な部分を繰り返し聞けること。

さらに、再生速度を変更できたり、短い区間を繰り返し再生できたりすると便利です。

教材を購入する前には、音声の提供方法や利用できる端末を確認しておきましょう。

古い教材ではCDが付属するものもありますが、パソコンやスマホで再生するには別の準備が必要になる場合があります。

単語と文法を先に確認する

英語音読の効果を生かすためには、英文の内容を理解しておくことが欠かせません。

例えば、He has lived here for five years.という英文。

単語を一つずつ知っていても、現在完了の意味が分からなければ、文章全体を理解するのは難しいでしょう。

この場合、音読を始める前に「彼はここに5年間住んでいます」という意味を確認します。

そのうえで、has livedがどのような働きをしているのかを理解しておくと、文章を声に出すときにも内容を思い浮かべやすくなります。

最初から細かい文法用語をすべて覚える必要はありません。

ただ、誰が何をするのか、いつの出来事なのかといった基本的な意味は確認しておきましょう。

理解してから声に出す。

この順番を守るだけでも、音読の質は変わってきます。

意味を知らずにただ読むのではなく、意味を理解して声に出すことが重要だと比較する図解
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短時間で練習できる環境を作る

英語音読は、長時間机に向かわなければできない勉強ではありません。

スマホに音声を入れておけば、朝の準備が終わったあとや、帰宅してからの短い時間にも取り組めます。

ただし、声を出す練習なので、周囲の環境には少し気を配りたいところです。

自宅なら、家族の迷惑にならない場所で練習すると続けやすいでしょう。

電車やバスでは無理に音読せず、イヤホンでお手本の音声を聞く時間に使う方法があります。

また、スマホを使う場合は、通知が頻繁に届くと練習が中断されがちです。

5分だけ通知を控えたり、教材をすぐ開ける場所に置いたりする工夫も役立ちます。

僕は、毎日続けるためには勉強そのものの難しさを減らすだけでなく、始めるまでの面倒を減らすことも大切だと思っています。

音読と黙読の違いを知る

黙読は、声を出さずに英文を読む方法です。

一方、音読は実際に口を動かして英文を読みます。

黙読は自分のペースで文章の内容を追いやすく、長い英文を読む練習にも向いています。

音読では、英文を読むことに加えて、発音やリズムを意識できます。

だからといって、黙読より音読のほうが常に優れているわけではありません。

例えば、難しい長文の意味を理解したいときは、最初に黙読して内容を確かめるほうが進めやすい場合があります。

そして理解できた文章の一部を音読すれば、読む練習と声に出す練習を組み合わせられます。

目的に合わせて使い分けることが大切です。

初心者なら、黙読で意味を確認してから音読する順番をおすすめします。

英語音読の正しいやり方

それでは、実際に英語音読を始めてみましょう。

初心者の場合、最初から自然な速さで読むことを目指す必要はありません。

英文の意味を確認し、お手本を聞き、少しずつ発音を真似するという流れで進めてください。

英語音読の正しい5つの手順(意味を知る、お手本を聞く、止めて真似る、繰り返す、自力で読む)のステップ図解
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最初に英文の意味を理解する

音読を始めるときは、まず英文を普通に読んでみます。

この段階では声を出さなくても構いません。

知らない単語があれば調べて、文章全体の意味を確認してください。

例えば、I usually get up at six.という英文を使うとします。

usuallyは「普段は」、get upは「起きる」という意味です。

文章全体では「私は普段6時に起きます」となります。

ここまで分かれば、音読するときに朝6時に起きる場面を思い浮かべられるでしょう。

英語の文章を読むときに、毎回日本語を頭の中で作る必要はありません。

ただ、最初の段階で正しく意味を理解しておくことは大切です。

英文が何を伝えているのか分からないまま口だけを動かす練習にならないようにしてください。

お手本の音声を何度か聞く

英文の意味を確認したら、次はお手本の音声を聞きます。

このとき、最初から音声に合わせて話そうとしなくても大丈夫です。

まずは、どの単語がどのように発音されているのかを確かめます。

先ほどのI usually get up at six.なら、usuallyの発音やget upの音のつながりなどに注意してみてください。

音声が速くて聞き取れなければ、再生速度を少し下げても構いません。

ただし、極端に遅い音声だけを使い続けると、本来のリズムが分かりにくくなることがあります。

慣れてきたら通常速度でも聞きましょう。

なお、聞く回数に絶対的な決まりはありません。

一度で分かる英文もあれば、何度か聞いて初めて音の特徴に気づく英文もあります。

意味のまとまりで区切って読む

いきなり長い英文を一息で読む必要はありません。

少し長い文章なら、意味のまとまりで区切ってみましょう。

例えば、次の英文です。

I went to the library / after school / to study English.

これは「私は図書館へ行った」「放課後に」「英語を勉強するために」という内容です。

スラッシュは練習のために区切る場所を示しています。

実際に読むときに、毎回そこで長く止まる必要はありません。

最初は区切りながら意味を確認し、慣れてきたら文章全体を自然につなげてください。

この練習では、単語をバラバラに覚えるのではなく、英語のまとまりとして理解することを意識します。

特に中学英語の後半や高校英語では、前置詞を含む表現や不定詞などが増えてきます。

意味のまとまりを意識できると、少し長い文章も読み進めやすくなるでしょう。

音声を止めて真似して読む

英文の意味と音を確認できたら、いよいよ自分の声で読んでみます。

初心者におすすめなのは、お手本を一文聞いてから音声を止め、同じ英文を真似する方法です。

これはリピーティングと呼ばれる練習にも近い方法になります。

例えば、お手本がI have a question.と言ったら、音声を止めて自分でも同じように発音します。

うまく言えなければ、もう一度聞き直してください。

ここで大切なのは、自分が普段使っているカタカナの読み方に戻らないことです。

英語の音声には、日本語とは異なる音のつながりやリズムがあります。

お手本をよく聞いて、聞こえた音をできる範囲で再現してみましょう。

最初はゆっくりで構いませんし、部分的に真似するだけでも練習になります。

同じ英文を繰り返し音読する

一度声に出しただけで、次の英文へ進む必要はありません。

むしろ、音読では同じ英文を繰り返す時間を大切にしてほしいと思います。

初めて読むときには、単語の読み方や文章の区切りに注意を向けるだけで精いっぱいかもしれません。

しかし、二回、三回と繰り返すうちに、少しずつ余裕が生まれてきます。

その余裕を使って、今度は意味や発音の細かな部分を意識してみてください。

僕自身、アメリカのコメディー番組のセリフを真似していたときも、一度や二度で満足できる発音になったわけではありません。

何度も聞き直すうちに、最初は言いにくかった部分が少しずつ口になじんでいきました。

ただし、何十回と回数だけを決めて読む必要はありません。

前より自然に読めたか、意味を思い浮かべられたかを確認しながら繰り返しましょう。

最後に音声なしで読んでみる

お手本を真似して読めるようになったら、音声を止めて自分だけで音読してみます。

ここでは、お手本がない状態でも自然に読めるかを確認します。

例えば、今まで真似していた英文を最初から最後まで続けて読んでみてください。

途中で止まってしまったら、どの単語や表現で迷ったのかを確認します。

そして、必要な部分だけお手本を聞き直しましょう。

最初から全部をやり直さなくても構いません。

特に言いにくかったところを少し練習してから、もう一度文章全体を読んでみると変化を感じやすくなります。

この段階では、正確さだけでなく、文章の意味が頭に浮かぶかどうかも確かめてください。

英文を見ながらでも、内容を考える余裕があれば十分な前進です。

慣れたら英文を見ずに言う

短い英文を滑らかに読めるようになったら、英文を見ずに口に出す練習もおすすめです。

例えば、I want to visit Canada.という文を音読したあと、テキストを閉じて言えるか試してみます。

忘れてしまった場合は、すぐに英文を確認して大丈夫です。

この練習の目的は、暗記できなかった自分を責めることではありません。

目で読んだ英文を、文字に頼らず口に出せるかを試すことです。

さらに、CanadaをJapanやAustraliaに変えて言ってみると、表現を応用する練習にもなります。

ただし、長い文章を一字一句暗記することが音読の必須条件ではありません。

初心者は一文だけでも十分です。

意味を理解し、音声を真似して読めたあとに、余裕があれば挑戦してみてください。

◆Manjiroのワンポイントアドバイス

音読は何回読んだかよりどのように読んだかが大切です。

僕なら、意味が分からない英文を20回読むより、理解できる一文を音声と比べながら丁寧に練習します。

最初から完璧でなくても大丈夫。

昨日より少し読みやすくなった表現を増やしていきましょう。

毎日5〜10分の英語音読メニュー

音読のやり方が分かっても、毎日長時間続けるのは大変です。

学校や仕事がある人なら、最初は5〜10分程度を目安にしてみましょう。

ここでは、短時間でも取り組みやすい練習メニューを紹介します。

初心者向けの5分間メニュー

音読を始めたばかりの人には、5分間の練習からおすすめします。

短い時間ですが、やることを決めておけば、英文を聞いて声に出すところまで進められます。

1日たった5分の英語音読メニューの時間配分(確認1分、聞く1分、真似る2分、自力で読む1分)の図解
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時間 練習内容 意識すること
1分 英文の意味と文法を確認 内容を理解する
1分 お手本の音声を聞く 発音とリズムを確認
2分 音声を真似して音読 短い英文を反復
1分 音声なしで音読 読みやすさを確認

この5分間で使う英文は、一文から数文程度で十分です。

長い文章を無理に詰め込まず、意味と発音を確認できる分量にしてください。

また、初めて使う英文は意味の確認に時間がかかる場合があります。

その日は文法の確認を中心にして、音読を翌日に回しても問題ありません。

時間配分はあくまで一般的な目安です。

毎日同じ時間を守ることより、理解した英語を声に出す時間を確保することを大切にしましょう。

少し慣れた人向けの10分間メニュー

5分間の練習に慣れてきたら、10分程度に増やす方法があります。

時間が増えたからといって、必ずしも英文の量を倍にする必要はありません。

むしろ、お手本を聞き直したり、自分の音読を録音したりする時間に使うのがおすすめです。

時間 練習内容
2分 英文の意味と読み方を確認
2分 音声を聞いて発音を確認
3分 お手本を真似して反復音読
2分 音声なしで読み録音する
1分 録音を確認して復習箇所を決める

10分あれば、一つの英文をいくつかの方法で練習できます。

ただし、疲れている日に無理をする必要はありません。

5分でも続けられたなら、その日の学習として十分意味があります。

時間の長さを競うのではなく、内容のある練習を積み重ねていきましょう。

同じ英文を一週間使う方法

初心者には、同じ英文を数日間使い続ける方法もおすすめです。

毎日新しい文章へ進むと、意味を確認するだけで練習時間が終わってしまうことがあります。

そこで、一つの短い英文を一週間かけて練習してみましょう。

毎日新しい英文を使わず、同じ英文を一週間かけて繰り返し練習することをすすめるスライド
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曜日 主な練習
月曜日 単語と文法を確認する
火曜日 音声を聞いて真似する
水曜日 意味を考えながら音読する
木曜日 発音や区切り方を確認する
金曜日 音声なしで音読する
土曜日 録音してお手本と比べる
日曜日 復習するか新しい英文へ進む

もちろん、毎日同じ文章だけを読む必要はありません。

簡単な英文なら二日ほどで次へ進んでもいいですし、難しい部分があれば一週間以上使っても構いません。

大切なのは、新しい英文を増やすことより、練習した英文を少しずつ自分のものにしていくことです。

新しい英文と復習を組み合わせる

同じ英文を繰り返すことは大切ですが、いつまでも一つの文章だけを読んでいると、新しい表現に触れる機会が減ってしまいます。

そこで、慣れてきたら新しい英文と復習を組み合わせましょう。

例えば、10分間のうち前半の3分で以前の英文を読み、残りの時間で新しい英文を練習する方法があります。

以前は言いにくかった表現が滑らかに読めるようになっていれば、変化を実感できるはずです。

反対に、久しぶりに読んだら忘れていたということもあります。

それでも気にする必要はありません。

忘れていた表現をもう一度確認すれば、その日の復習になります。

音読は、一回で覚えきることを目指す勉強ではなく、繰り返し触れながら慣れていく練習です。

忙しい日は一文だけでも読む

毎日英語を勉強しようと思っても、仕事が長引いたり、予定が重なったりする日はあります。

そんな日は、思い切って練習量を減らしても大丈夫です。

例えば、昨日練習した英文を一文だけ音読してみます。

時間にすれば数十秒かもしれません。

でも、そこで勉強を完全にやめてしまうより、次の日に再開するきっかけを残せます。

もちろん、体調が悪い日や声を出すのがつらい日は休んでください。

一日できなかったからといって、それまでの練習が無意味になることはありません。

音読を長く続けるには、毎日完璧に取り組もうとしすぎないことも大切です。

自分の生活に合わせて、無理のない学習習慣を作っていきましょう。

発音を意識した英語音読のコツ

英語を音読するとき、単語の読み方だけを意識していませんか。

実際の英語では、文章のリズムや音のつながりによって聞こえ方が変わります。

初心者が知っておきたい発音のポイントを紹介します。

単語を一つずつ区切りすぎない

英語を習い始めたころは、英文を単語ごとに区切って読むことがあります。

例えば、I want to go home.という文章を、すべての単語に同じ長さを使って読むような状態です。

意味を確認する段階では、それでも問題ありません。

ただ、自然な英語の音声では、重要な単語とそうでない単語の発音に違いが生まれます。

そのため、文章全体を読むときは、お手本の音声を聞きながら強調される部分を確かめてください。

英語を上手に読もうとして、無理に外国人のような声を作る必要はありません。

大切なのは、相手に伝わるように、単語や文章を自然な区切りで発音することです。

お手本と比べるときも、声の高さそのものより、音の長さやアクセントに注目すると練習しやすくなります。

音がつながる部分に注目する

英語の会話では、前の単語の終わりと次の単語の始まりがつながって聞こえることがあります。

例えば、an appleやpick it upのような表現です。

文字では単語が分かれていても、実際の発音では音が続いて聞こえることがあります。

こうした特徴を知らないと、英文を読めるのに音声では分からないという状態になりがちです。

音読するときは、音がつながっているところを見つけて、お手本を真似してみましょう。

ただし、すべての単語を無理につなげればよいわけではありません。

文章の内容や話す速さによっても発音は変わります。

初心者は難しい発音規則を一度に覚えるより、よく使う短い表現で音のつながりを経験することから始めるといいでしょう。

日本語にない音を確認する

日本語と英語には、発音の仕組みに違いがあります。

そのため、日本語のカタカナだけで英語の発音を覚えようとすると、正確な音を再現しにくい場合があります。

例えば、rightとlightは、最初の子音が異なる単語です。

日本語ではどちらも「ライト」と表記されることがありますが、英語では区別されます。

また、thinkのthも、日本語の「ス」と完全に同じ音ではありません。

こうした音は、お手本を聞きながら舌や唇の動かし方を確認すると練習しやすくなります。

ただし、音読中に毎回すべての発音を修正しようとすると、文章を読むこと自体が難しくなってしまいます。

一日に確認する音を一つか二つに絞る方法でも十分です。

発音の違いを詳しく学びたい人は、英語発音アプリの初心者向け比較記事も参考にしてみてください。

自分の発音を録音して比べる

音読の練習では、自分がどのように発音しているかを確認することも役立ちます。

自分ではお手本と同じように読んでいるつもりでも、録音を聞くと違いに気づくことがあります。

例えば、単語の最後の音が抜けていたり、途中で不自然に止まっていたりする場合です。

スマホの録音機能があれば、特別な機材は必要ありません。

まずは短い英文を一度録音し、お手本と聞き比べてみてください。

最初は自分の声を聞くことに違和感があるかもしれません。

僕も、自分の英語を客観的に聞くことには意味があると思っています。

ただし、一度の録音で発音の良し悪しをすべて判断する必要はありません。

前回より読みやすくなった部分を確認するだけでも、次の練習につながります。

発音の確認方法については、British Councilも音声の模倣や録音による確認を紹介しています。(参考:British Council『How can I improve my English pronunciation?』)

目的や英語レベルに合う音読練習

英語音読は、中学生から大人の学び直しまで取り入れやすい練習方法です。

ただし、現在の英語力や学習目的によって、使いやすい教材は変わってきます。

ここでは、目的別の練習方法を紹介します。

英語初心者は中学英語から始める

英語を勉強し始めたばかりの人なら、中学英語の基本文から始めましょう。

特に、be動詞、一般動詞、疑問文、否定文などの基本的な文章がおすすめです。

例えば、I am hungry.やDo you like music?のような短い文です。

これらの英文は構造が比較的分かりやすく、日常会話でも使う機会があります。

音読するときは、一文を覚えるだけでなく、少し形を変えてみてください。

I am hungry.をI am tired.に変えると、同じ文法を使って別の意味を表現できます。

また、You like music.をDo you like music?に変えれば、疑問文を作る練習にもなります。

最初から多くの文法を覚える必要はありません。

まずは基本的な英文を声に出し、英語の文の形に慣れていきましょう。

中学生は教科書の英文を活用する

中学生なら、学校の英語教科書を音読に使う方法があります。

教科書には、学年に合わせた単語や文法が順番に登場するため、授業の復習と音読を組み合わせやすいんです。

例えば、授業で習った本文を家で音読してみましょう。

最初に日本語の意味を確認し、教科書に対応する音声があれば聞いてみます。

そして、英文を何度か声に出してください。

発音できない単語があれば、音声や辞書で確認しましょう。

定期テスト対策としても、本文に登場する単語や文法を確認する機会になります。

ただし、本文を丸暗記しただけでは、文法問題や初めて見る長文に対応できるとは限りません。

音読と合わせて、英文の形を理解したり、問題演習を行ったりすることも必要です。

大人の学び直しにも音読は使える

学生時代以来、久しぶりに英語を勉強する大人にも音読はおすすめです。

特に、英文を読めば意味が分かるのに、声に出すと急に難しく感じる人には取り入れやすい方法でしょう。

最初は、中学英語の簡単な会話文から始めてみてください。

例えば、買い物、旅行、自己紹介、仕事の予定など、自分に関係のある話題なら興味を持ちやすくなります。

毎日忙しい人は、朝に5分、夜に5分と時間を分けても構いません。

以前学んだ知識を思い出しながら、音声で発音を確認する練習は、英語を再び使うきっかけになります。

大切なのは、学生のころと同じ勉強量を最初から求めないことです。

今の生活で続けられる時間と内容を選びましょう。

英検やTOEICの勉強に取り入れる

英検やTOEICの勉強をしている人も、音読を補助的な学習として利用できます。

例えば、英検のリーディング問題やリスニング教材に登場する英文を、復習として音読する方法があります。

問題を解いたあと、分からなかった単語や文法を確認し、英文を声に出してみてください。

音声が付属している教材なら、お手本を聞いてから読むと発音も確認できます。

TOEICの勉強なら、短い会話文や説明文を使って音読する方法があります。

ただし、試験の点数を上げるためには、音読以外の対策も必要です。

時間を測って問題を解いたり、出題形式に慣れたりする練習を省いてはいけません。

音読は、理解した英文を繰り返し使うための復習方法として取り入れるといいでしょう。

英会話を目指すなら言い換えも練習

英語を話せるようになりたい人には、音読した英文を少し変えて使う練習がおすすめです。

例えば、I like watching movies.という英文を練習したとします。

そのあと、moviesをsportsやTV showsに変えてみてください。

さらに、I like watching movies on weekends.と情報を付け加えることもできます。

このように、音読した表現を自分の生活に当てはめると、会話で使う練習へ発展させられます。

ただし、相手と会話するには、質問を聞き取ったり、その場で返事を考えたりする経験が必要です。

音読で基本表現に慣れたら、AI英会話やオンライン英会話などで実際に使ってみるといいでしょう。

覚えた英文を自分の言葉へ変えることが、次の段階につながります。

音読で失敗しやすい練習方法

英語音読は手軽に始められますが、やり方によっては負担ばかり増えてしまうことがあります。

ここでは、初心者が特に気をつけたいポイントを紹介します。

意味を考えずに回数だけ読む

音読をするときに「今日は30回読む」といった目標を立てる人もいるでしょう。

回数を決めること自体は悪くありません。

ただし、回数だけを達成することが目的になると、英文の意味を考えずに読んでしまうことがあります。

例えば、文章の内容が分からないまま10回読んでも、音読で得られる学習機会を十分に生かせないかもしれません。

それよりも、最初に意味を確認し、次に発音を意識し、最後に自然に読めるかを試すほうが目的を持って練習できます。

音読の回数に、誰にでも当てはまる正解はありません。

文章の難しさや自分の理解度によって必要な反復回数は変わります。

今日の練習で何ができるようになったかを大切にしてください。

難しい長文から始めてしまう

英語音読というと、長いニュース記事やスピーチを読みたくなる人もいるかもしれません。

確かに、興味のある英文を使うことは大切です。

ただ、初心者が難しい長文から始めると、単語の意味を調べるだけで疲れてしまう場合があります。

発音を確認する余裕がなくなり、音読そのものが負担になることもあるでしょう。

そんなときは、文章の一部分だけを取り出して練習してみてください。

例えば、ニュース記事の最初の一文だけでも構いません。

その英文を理解し、お手本の音声を確認して、自然に読めるまで繰り返します。

短い英文で練習できるようになってから、少しずつ文章を長くする方法がおすすめです。

速く読むことを目標にしすぎる

英語を流暢に話す人を見ると、自分も速く読めるようになりたいと思うものです。

しかし、音読を始めたばかりの段階では、速さを最優先にしないでください。

無理に速く読むと、単語を飛ばしたり、発音が不明瞭になったりすることがあります。

特に、文章の意味を理解できないまま速く読んでも、音読の目的から離れてしまいます。

最初はゆっくりで構いません。

一つひとつの音を確認しながら読み、慣れてきたらお手本に近い速さを目指しましょう。

速く読むことは、英語が上達したかどうかを判断する一つの材料にはなります。

ただし、正確さや理解を犠牲にしてまで速度を上げる必要はありません。

内容を理解しながら自然に読めることを優先してください。

発音を完璧にしようとする

発音を意識することは大切ですが、最初からすべての音を完璧に再現しようとする必要はありません。

英語には日本語にない音がありますし、話し手によって発音やアクセントにも違いがあります。

そのため、お手本と少し違うからといって、毎回練習を中断しているとなかなか先へ進めません。

例えば、今日はthの発音を意識する、明日は文章のリズムに注目するというように、練習するポイントを絞ってみましょう。

発音の正確さと、文章を滑らかに読むことは、どちらも少しずつ身につけていくものです。

完璧な発音を求めすぎて声を出すことが嫌になるより、今できる範囲で繰り返すほうが続けやすいでしょう。

相手に伝わる発音を目指しながら、無理なく練習していきたいですね。

音読だけで英会話を完成させようとする

音読は英語学習に役立つ方法ですが、英会話の練習をすべて代わりにできるわけではありません。

音読では、すでに用意された英文を読みます。

一方、実際の会話では、相手の言葉を聞き、その内容に合わせて自分の返事を考えなければなりません。

この違いは大きいんです。

例えば、How was your weekend?という質問を音読できても、突然聞かれたときにすぐ答えられるとは限りません。

だからこそ、音読した表現を自分の言葉に変えて使ってみましょう。

さらに、AIや英会話講師とのやり取りで実際に使う機会を作るといいですね。

音読と会話練習は、どちらか一方を選ぶものではありません。

それぞれの役割を理解して組み合わせていくことが大切です。

音読で避けたいこと

意味が分からない英文を大量に読み続けたり、発音を確認せず自己流で反復したりする練習には注意しましょう。

また、音読だけですべての英語技能が身につくと考えず、単語、文法、リスニング、会話などの学習も目的に合わせて取り入れてください。

音読教材とアプリの選び方

今は英語音読に使える教材が豊富にあります。

紙の参考書、音声付き教材、スマホアプリ、AI英会話など、選択肢はさまざまです。

高価な教材が必ずしも優れているわけではありません。

自分の英語力と練習目的に合うものを選びましょう。

無料教材から始める方法

音読を始めたばかりなら、最初から有料教材を購入しなくても構いません。

例えば、学校の教科書に付属する音声、無料の英語学習サイト、音声が確認できるオンライン辞書などを活用できます。

重要なのは、英文と音声が対応していることです。

聞いた音声をそのまま文字で確認できれば、発音と意味を比べながら練習できます。

また、スマホアプリの無料機能を利用する方法もあります。

ただし、アプリによっては無料で使える範囲や再生回数に制限があります。

広告の表示やアカウント登録が必要になる場合もあるため、利用条件を確認してください。

無料教材でも、今の自分に合う英文を繰り返し練習できれば十分活用できます。

音読パッケージ教材を使う

英語音読を中心に勉強したい人なら、音読専用の教材を選ぶ方法があります。

候補になるのが、ベレ出版の『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング 初級レベル』です。

この教材は、音読だけでなく、リスニング、リピーティング、シャドーイングなどの練習を組み合わせる構成になっています。

2025年発売の音声ダウンロード付き改訂版では、中学レベルの英文を中心に扱っています。

そのため、基本的な単語や文法を学び直したい人にも候補になるでしょう。

僕なら、最初からすべての練習を完璧にこなそうとはせず、意味を理解して音読するところから始めます。

慣れてきたらリピーティングなどへ進めば、同じ教材をいろいろな形で活用できます。

音読を中心に練習したい人向け

『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング 初級レベル』

短い英文を音声とともに練習したい人や、音読からリスニングまで一冊で取り組みたい人に向いています。

購入前には音声の提供形式と教材の難易度を確認してください。

ベレ出版の販売ページで教材を確認する

文法も練習したい人向けの教材

文法の知識はあるのに、英語を口に出そうとすると言葉が出てこない人には、文章の形を変えながら練習する教材もおすすめです。

例えば、筑摩書房の『英語のハノン 初級』があります。

こちらは、英文法を実際の発話で使えるようにするための練習を中心とした教材です。

音声を聞きながら、英文の一部を入れ替えたり、文章の形を変えたりする練習が用意されています。

ただし、純粋な音読だけをしたい人にとっては、練習内容が少し異なると感じるかもしれません。

そのため、基本的な英文を音読できるようになってから取り入れる方法もあります。

文法を理解するだけでなく、実際に口に出す練習を増やしたい人に向いているでしょう。

音声はダウンロードやストリーミングなどに対応していますが、利用条件は公式案内で確認してください。

英文を言い換える練習にも挑戦したい人へ

『英語のハノン 初級』は、英文法の知識を発話に結びつけたい人向けの教材です。

短い英文を自然に言えるようになったあと、文章を変化させる練習に取り組む方法があります。

筑摩書房の公式ページで教材を確認する

発音アプリを音読に活用する

スマホで音読を練習するなら、発音を確認できるアプリも便利です。

アプリによっては、自分の英語を録音したり、音声認識を使って発音を確認したりできます。

例えば、ELSA Speakのような発音練習に特化したアプリは、音の違いを確認するための候補になります。

ただし、アプリの採点結果だけで発音が完全に正しいかどうかを判断するのは避けたいところです。

音声認識は便利ですが、周囲の雑音や話し方によって結果が変わることがあります。

そのため、点数を上げることだけを目標にせず、自分の発音を見直すための道具として使いましょう。

また、初心者ならアプリをいくつも入れる必要はありません。

一つを使ってみて、必要な機能が足りないと感じたときに別のものを検討する程度で十分です。

AI英会話を音読の後に使う

今はAIを使って英語の会話練習ができる時代です。

僕は、この変化は英語学習者にとってかなり便利だと思っています。

というのも、以前は英語を声に出す相手を探すだけでも大変だったからです。

今なら、AIに短い英文を読んでもらい、それを真似して練習することができます。

さらに、音読した表現を使って簡単な質問をしてもらう方法もあります。

例えば、I like cooking.という英文を練習したあとに、AIへ趣味について質問してもらうといった使い方です。

AIなら、自分に合う速さや難易度で練習しやすく、人前で英語を話すことに抵抗がある人にも利用しやすいでしょう。

ただし、AIが提示する英文や発音の評価が常に正確とは限りません。

不自然に感じる表現は辞書や教材などでも確認してください。

AIを使った練習方法については、初心者向け英語スピーキングアプリの比較記事でも紹介しています。

教材選びで確認したいポイント

音読教材を選ぶときは、収録されている英文の数だけで判断しないようにしましょう。

英文が大量に収録されていても、自分には難しすぎたり、音声を再生しにくかったりすれば、毎日続けることが難しくなります。

僕なら、次のような点を確認します。

確認項目 選ぶときの目安
英文の難易度 意味を理解できる文章が多い
音声 英文と対応していて聞き直せる
文章の長さ 短時間で繰り返しやすい
日本語訳 意味を確認できる
再生方法 普段使う端末で利用できる
価格 無理なく購入・継続できる

特に初心者にとっては、音声の使いやすさが大切です。

毎回再生に手間がかかる教材だと、それだけで練習の回数が減ってしまうことがあります。

教材の料金や付属音声の仕様は変更される場合があるため、正確な情報は出版社やサービスの公式サイトをご確認ください。

学習方法に迷う場合は、英語講師などの専門家に相談して、自分のレベルに合う教材を選ぶ方法もあります。

音読とシャドーイングの違い

英語音読について調べていると、シャドーイングという練習方法を見かけることがあります。

どちらも英語を声に出す練習ですが、取り組み方には違いがあります。

初心者は、その違いを知っておくと無理なく練習を進められます。

音読は英文を見ながら読む

音読は、基本的に英文を見ながら自分のペースで声に出す練習です。

そのため、読み方が分からない単語があれば途中で止まり、発音を確認できます。

また、文章の意味を考えながらゆっくり読むこともできます。

この点が、初心者にとって取り組みやすい理由の一つです。

例えば、I have been studying English for two years.という英文を使う場合。

現在完了進行形の意味を確認しながら、少しずつ音読できます。

難しい文法に出会ったときも、焦って先へ進む必要はありません。

自分の理解に合わせて練習を止めたり、繰り返したりできるのが音読の便利なところです。

シャドーイングは音声を追いかける

一方、シャドーイングは、流れている英語の音声を少し遅れて追いかける練習です。

音声が進んでいる間に自分も発話するため、音読より難しく感じる場合があります。

特に、英文の意味や単語の発音が分からない状態で始めると、音を追いかけるだけになってしまいがちです。

僕なら、初心者にはまず音読をおすすめします。

意味を理解した英文をゆっくり読めるようになり、お手本の音声も真似できるようになったら、シャドーイングへ進むといいでしょう。

この順番なら、いきなり速い音声を追いかけるより取り組みやすくなります。

詳しい練習方法は、英語シャドーイングの初心者向け解説を参考にしてください。

目的に合わせて練習を組み合わせる

音読とシャドーイングは、どちらか一方だけを選ばなければならないものではありません。

むしろ、今の英語力や練習の目的に合わせて組み合わせる方法があります。

練習方法 主な特徴 初心者へのおすすめ
音読 英文を見ながら声に出す 最初に取り組みたい
リピーティング 音声を聞いたあとに真似する 音読に慣れたら追加
シャドーイング 流れる音声を追いかける 短い英文から挑戦

例えば、最初に音読で英文の意味を理解し、次にリピーティングで発音を確認します。

そのあと、余裕があればシャドーイングへ進んでみてください。

難しいと感じたら、再び音読へ戻って大丈夫です。

学習方法の名前にこだわるより、今の自分が無理なく練習できる方法を選ぶことが大切でしょう。

英語音読の効果を確かめる方法

毎日音読していても、自分の英語が変わっているのか分かりにくいことがあります。

そんなときは、簡単な方法で練習の成果を確かめてみましょう。

大きな変化だけでなく、小さな改善に気づくことも継続につながります。

一週間前の録音と比べる

僕がおすすめする方法の一つが、同じ英文を録音して比較することです。

例えば、月曜日に短い英文を音読して録音します。

そのあと数日間練習し、週末に同じ英文をもう一度録音してみてください。

二つの録音を聞き比べると、途中で止まる回数や発音の滑らかさに違いがあるかもしれません。

もちろん、一週間で大きな変化が出るとは限りません。

英文の難しさや練習時間によって結果は変わります。

大切なのは、他人と比べるのではなく、以前の自分と比べることです。

前よりも一文を最後まで読めるようになったなら、それも練習を続ける理由になります。

英文の意味を考える余裕を見る

音読の成果は、発音だけでは判断できません。

例えば、最初は一語ずつ読み方を確認していた英文を、数日後には意味を考えながら読めるようになることがあります。

これは、音読の練習で注目したい変化の一つです。

英文を読むことに慣れると、すべての注意を単語の発音に向けなくてもよくなる場合があります。

その分、文章の内容を考えられるようになります。

練習後には何について書かれた英文だったかを自分の言葉で説明してみてください。

内容を説明できなければ、発音だけを追いかけていた可能性があります。

反対に、英文の意味を自然に思い浮かべられるなら、音読をうまく活用できていると考えられるでしょう。

新しい英文でも読めるか試す

同じ英文を繰り返すと、やがて内容を覚えてしまうことがあります。

それ自体は悪いことではありません。

ただし、覚えた文章を滑らかに言えることと、初めて見る英文を読めることは同じではありません。

そこで、音読に慣れてきたら、新しい英文でも練習してみてください。

以前学んだ単語や文法を含む文章なら、最初より読みやすく感じるかもしれません。

逆に、新しい単語が多ければ、また時間がかかることもあります。

その場合は、単語や文法を確認してから音読すれば大丈夫です。

音読の成果を確認するときは、暗記した文章だけでなく、初めて見る英文への対応も少しずつ確かめていきましょう。

音読から会話練習へ進んでみる

短い英文を自然に読めるようになったら、その表現を使って話す練習へ進む方法もあります。

例えば、I went shopping yesterday.という英文を音読したあと、昨日何をしたかを自分の言葉で話してみます。

実際に買い物へ行ったなら、そのまま使えます。

別のことをしたなら、I watched a movie yesterday.などに変えてみてもいいでしょう。

最初は一文を作るだけでも十分です。

慣れてきたら、AIに質問してもらい、その返事として練習した表現を使ってみてください。

音読では言えるのに会話では出てこない表現があれば、再び音読に戻って練習する方法があります。

こうして音読と会話を行き来すると、覚えた英文を実際に使う機会を増やせます。

◆Manjiroのワンポイントアドバイス

僕が英語を教えるときも、最初から難しい英文を使わせることはありません。

短い文章を理解し、口に出せるようになってから、少しずつ形を変えていくことを大切にしています。

音読した英文を一つでも自分の言葉として使えるようになったら、次の練習へ進むきっかけになりますよ。

英語音読に関するよくある質問

最後に、英語音読を始める人からよく出てくる疑問に答えます。

練習時間や効果の感じ方には個人差があるので、自分のペースで取り組むための参考にしてください。

英語音読のよくある質問(FAQ)

Q1. 英語音読は毎日何分やればいいですか?

A. 初心者なら、1日5〜10分程度から始める方法がおすすめです。

ただし、必要な練習時間に一律の決まりはありません。

英文の意味を確認し、お手本の音声を聞いてから声に出すことを意識してください。

短時間でも続けやすい方法を選ぶことが大切です。

Q2. 英語音読は何回繰り返せば効果がありますか?

A. 必ず何回読めば効果が出るという基準はありません。

英文の難しさや現在の英語力によって必要な回数は異なります。

意味を理解し、発音を確認しながら、自然に読めるようになるまで繰り返してみてください。

回数だけを増やすのではなく、前回より読みやすくなったかを確かめることが大切です。

Q3. 英語音読はどのくらいで効果を感じますか?

A. 効果を感じるまでの期間には個人差があります。

同じ英文なら数日間の練習で読みやすくなることもありますが、それが英語力全体の向上を意味するとは限りません。

一週間前の録音と比べたり、初めて見る英文でも読みやすくなっているかを確認したりすると、変化を見つけやすくなります。

Q4. 英語音読だけで英語を話せるようになりますか?

A. 音読だけで自由な英会話ができるようになるとは限りません。

音読は発音や語順に慣れたり、覚えた表現を口に出しやすくしたりするための練習です。

実際に会話するには、相手の発言を聞き、自分で返事を考える経験も必要になります。

音読で覚えた英文をAI英会話などで使ってみるといいでしょう。

Q5. 英語音読は音声なしでもできますか?

A. 音声がなくても英文を声に出す練習はできます。

ただし、初心者が発音を確認しながら練習するなら、お手本の音声がある教材をおすすめします。

読み方が分からない単語はオンライン辞書などで確認し、できるだけ正しい発音を身につけてください。

一度読み方を確認した英文なら、復習として音声なしで読む方法もあります。

英語音読を毎日の習慣にしよう

英語音読は、特別な道具がなくても始めやすい学習方法です。

しかし、ただ英文を声に出せばよいわけではありません。

僕が大切だと考えているのは、英文の意味と文法を理解し、お手本の音声を真似しながら繰り返すことです。

初心者なら、いきなり難しい英文へ挑戦する必要はありません。

中学英語の短い文章でも、発音や語順を意識しながら読むことで、いろいろな練習ができます。

また、毎日長時間取り組むより、生活の中で無理なく続けられる時間を見つけることが大切でしょう。

最初は5分でも構いません。

同じ英文を何度も読み、少しずつ自然に口に出せるようになっていく。

そうした小さな変化を楽しんでほしいと思います。

僕自身、昔はアメリカのコメディー番組のセリフを何度も真似していました。

一度や二度では何も変わらなくても、好きな表現を繰り返しているうちに、以前より言いやすくなったと感じることがありました。

今なら、音声教材もアプリもAIもあります。

自分に合う方法を選べるのは、本当に便利なことです。

英語音読を続けるためのポイント

  • 意味が理解できる短い英文から始める
  • お手本の音声を聞いて発音を真似する
  • 1日5〜10分程度から無理なく続ける
  • 同じ英文を数日間繰り返してみる
  • 慣れたら言い換えや会話練習へ進む
昨日より少しだけ上手になることを目指して今日から英語を声に出してみようと呼びかけるまとめスライド
Yuru~ku English

英語の勉強は、いきなり大きな成果が出るものではありません。

だからこそ、今日できる練習を少しずつ積み重ねることが大切です。

まずは、今あなたが意味を理解できる短い英文を一つ選んでみてください。

その英文を聞いて、声に出して、もう一度聞いてみる。

そこから英語音読を始めていきましょう。

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