ビリギャルの英語勉強法に学ぶ!単語や文法の効率的な学習方法とは

英語の勉強方法

ビリギャルは、英語をどうやって勉強したんだろう、自分も基礎からやり直せば、大学受験に間に合うのかなと気になっている人もいると思います。

特に、英語の成績がなかなか上がらないと、難しい参考書へ進んだ方がいいのか、それとも中学英語まで戻った方がいいのか迷いますよね。

ビリギャルの話から英語学習について学べる大きなポイントは、いきなり難しい問題へ挑戦することではありません。

自分がどこまで分かっていて、どこから分からなくなっているのかを確認し、その位置まで戻って基礎を作り直すことです。

KADOKAWAから発売されている、ビリギャル式 坪田塾の英文法ノートでも、自分が分かっていることと分かっていないことを明確にし、分からない部分を効率よく理解していく考え方が示されています。

ただし、ここで一つ注意しておきたいことがあります。

ネット上ではビリギャルが使った参考書、ビリギャルが毎日行った勉強スケジュールといった情報がたくさん出てきますが、すべてが本人の実際の学習内容として確認できるわけではありません。

そのためこの記事では、確認できるビリギャル式の考え方と、大学受験で役立つ一般的な英語勉強法を分けながら説明していきます。

「本人が何時間勉強したか」をそのまま真似するより、今のあなたの英語力から志望校までの距離を確認して、必要な勉強を組み立てることの方がずっと大切ですよ。

記事のポイント
  • ビリギャルが実践した効果的な英語参考書の選び方と活用法
  • 高校での基礎固めや大学受験に向けた英語勉強法のコツ
  • 英語学習におけるスケジュール管理の重要性
  • TOEICやTOEFL対策に役立つ英語力の鍛え方
  1. ビリギャルの英語勉強法で大切なこと
    1. まず現在の英語力を確認する
    2. 中学英語へ戻るのは遠回りではない
    3. ビリギャル式を丸ごと真似しなくていい
  2. ビリギャル英語参考書の考え方
    1. 参考書は今のレベルで選ぶ
    2. ビリギャル式教材との違いに注意
    3. 参考書は読むだけで終わらせない
    4. 参考書を増やしすぎない
  3. 高校英語は基礎から積み上げる
    1. 英文法は中学内容から確認する
    2. 英単語は毎日触れる
    3. 文法の次は英文構造を見る
    4. 長文は量より復習が重要
  4. 受験英語の勉強法とコツ
    1. 過去問を早めに一度見る
    2. 共通テストは読む力と聞く力が必要
    3. スピーキングは受験形式に合わせる
  5. ビリギャル式の勉強スケジュール
    1. 最初に弱点へ時間を多く使う
    2. 30分なら基礎を絞る
    3. 60分なら基礎と読解を組み合わせる
    4. 120分なら復習まで入れる
    5. 一週間に復習日を作る
    6. 休憩もスケジュールに入れる
  6. 大学受験までの英語学習の流れ
    1. 最初は単語と文法を整える
    2. 次に英文解釈と短い長文へ進む
    3. 基礎ができたら長文量を増やす
    4. 最後は過去問で調整する
  7. TOEIC・TOEFLにも役立つのか
    1. TOEICには基礎文法が役立つ
    2. TOEFLは4技能対策が必要
    3. 資格試験でも単語は目的別に変える
  8. 英単語を効率よく覚える方法
    1. 一日の単語数に縛られすぎない
    2. 例文と一緒に確認する
  9. 英文法の基礎を固める方法
    1. 5文型は読解の道具として使う
    2. 間違えた理由を説明する
  10. リスニング力を上げる工夫
    1. まず意味が分かる音声を使う
    2. シャドーイングは難易度を下げる
    3. 聞き取れない原因を分ける
  11. 長文読解に必要な力
    1. まず主語と動詞を見る
    2. 段落ごとの役割を見る
    3. スキミングと精読を使い分ける
    4. 知らない単語を全部調べない
  12. ビリギャル英語勉強法の注意点
    1. 勉強時間だけ真似しない
    2. 参考書を買うことを勉強にしない
    3. 難しい教材ほど良いとは限らない
    4. 受験直前は優先順位を変える
  13. ビリギャルの英語勉強法まとめ

ビリギャルの英語勉強法で大切なこと

ビリギャルの話を見ると短期間で一気に成績を上げる特別な方法があったのではと思うかもしれません。

でも、英語学習だけを取り出して考えると、注目したいのは魔法のテクニックよりも、現在地を確認して、分からない場所へ戻り、必要な勉強を積み直す流れです。

これは、英語が苦手な高校生ほど意識してほしい部分です。

高校英語が分からないからといって、必ずしも高校で習った単元だけに原因があるとは限りません。

高校1年の英文法で止まっているように見えても、実際には中学で習ったbe動詞と一般動詞、疑問文、否定文、過去形、不定詞などが曖昧になっている場合があります。

ここを飛ばしたまま難しい英文法問題集を何周しても、解説を読めば分かるけれど、自分では解けないという状態から抜け出しにくいんです。


まず現在の英語力を確認する

ビリギャル式の考え方を自分の勉強へ取り入れるなら、最初にやってほしいのは参考書を買うことではなく、現在の英語力を確認することです。

例えば、高校2年生だから高校2年生向けの参考書を使わなければいけない、という決まりはありません。

中学英文法に不安があるなら、中学レベルから戻って大丈夫です。

確認するときは、難しい模試をいきなり解く必要はありません。

まずは、中学英語の基本的な問題を解いてみてください。

例えば「He plays tennis.」を疑問文にできるか、「I am busy.」を否定文にできるか、「I went to school yesterday.」のwentがなぜ使われているか説明できるか。

こうした基本問題で手が止まるなら、高校英文法へ急ぐより、中学英語を短期間で復習した方が結果的に早く進めることがあります。

逆に、中学レベルは問題なく解けるのであれば、高校英文法、英文解釈、長文読解へ進めばOKです。

つまり、大事なのは学年に合わせることではなく、自分の理解度に合わせてスタート地点を決めることです。


中学英語へ戻るのは遠回りではない

高校生になると、中学英語へ戻ることに抵抗を感じる人がいます。

もう高校生なのに中1の内容をやるのは遅いと思ってしまうんですね。

でも、英語は積み上げ型の教科です。

例えば関係代名詞の文を理解するにも、主語と動詞を見つける力が必要です。

現在完了を理解するにも、現在形と過去形、過去分詞といった基本知識が関わってきます。

土台に穴が空いたまま高校英語だけを詰め込もうとすると、覚える量が必要以上に多く感じられてしまいます。

僕なら、分からなくなったところまで戻るという判断をします。

戻ることは後退ではありません。

むしろ、そこから先へ進むための最短ルートになることがあります。

英語を基礎からどの順番で勉強すればいいのか迷っている人は、英語の勉強方法|初心者が0から迷わず進める学習順序を解説も参考にしてみてください。


ビリギャル式を丸ごと真似しなくていい

ビリギャルの勉強法を調べていると、同じことをすれば自分も伸びるのではと考えたくなるかもしれません。

ただ、勉強法には相性があります。

現在の学力、志望大学、受験までの残り時間、学校の授業進度、得意科目と苦手科目によって、必要な勉強量は変わります。

そのため参考にしたいのは、何時に起きたか、一日何時間勉強したかといった表面的な部分だけではありません。

自分の弱点を見つけ、必要なレベルまで戻り、できるようになるまで繰り返す。

この考え方を、自分の受験勉強へ置き換えてみてください。

ビリギャル英語参考書の考え方

「ビリギャル 英語 参考書」と検索している人が特に気になるのは、どの本を使えばいいのかという部分だと思います。

ここでは、特定の本を買えば成績が上がるという話ではなく、大学受験で失敗しにくい参考書の選び方を整理していきます。

参考書は今のレベルで選ぶ

自分のレベルに合った英語参考書で勉強する高校生
難しい参考書より、今の自分が理解できる一冊から始めることが大切です。

参考書選びでありがちな失敗が、難関大学を目指しているから、難関大学向けの参考書を買うという選び方です。

もちろん最終的には志望校レベルの問題へ進む必要があります。

ただ、基礎が不足している段階で難しい参考書を開いても、解説を理解するためにさらに別の参考書が必要になり、勉強が止まりやすくなります。

最初の一冊は、少し簡単かなと感じるくらいでも構いません。

大切なのは、その参考書に載っている問題を自分で解けるようになることです。

読むだけで分かった気になるより、なぜこの答えになるのかを説明できるところまで使った方が力になります。

参考書そのものの選び方をさらに詳しく知りたい人は、サイト内の英語参考書おすすめ|初心者が基礎から学べる本の選び方を解説も合わせて読んでみてください。


ビリギャル式教材との違いに注意

現在はビリギャル式 坪田塾の英文法ノートという英文法教材があります。

この教材は2016年に発売されたもので、中学英語の復習から受験対策の基礎までを扱っています。

そのため、ビリギャルで紹介された考え方をもとに英文法を学びたいという人には内容を理解しやすい教材の一つです。

ただし、ここは混同しないようにしてください。

この教材自体が、ビリギャルのモデルとなった本人が受験当時に使用していた参考書という意味ではありません。

ビリギャルの学習経験や坪田塾の考え方をもとに後から制作された教材として理解するのが自然です。

大切なのは本のタイトルではなく、自分の弱点を見つけ、そこを理解できる教材を使うことです。


参考書は読むだけで終わらせない

参考書を買って最初から最後まで読んだだけで、英語が使えるようになるわけではありません。

英文法なら、説明を読んだ直後に問題を解いてみましょう。

例えば現在完了を学んだなら、「have+過去分詞」という形だけを覚えるのではなく、実際に英文を作ります。

I have visited Kyoto twice.

この文を理解できたら、主語や目的語を変えて別の文も作ってみてください。

読む、問題を解く、自分で一文作る。

この流れにすると、文法知識が見れば分かる状態から自分で使える状態へ近づきます。

KADOKAWAのビリギャル式学習参考書シリーズでも、アウトプットを重視した学習が掲げられています。

ただし、アウトプットといっても難しい英作文を大量に書く必要はありません。

受験勉強の初期なら、一つの文法事項につき短い英文を数文作るだけでも十分意味があります。


参考書を増やしすぎない

英語の成績が伸びないと、新しい参考書へ変えたくなることがあります。

書店やSNSを見ると、この一冊で偏差値が上がった、この単語帳が最強といった情報が次々に出てくるので、気になるのは自然なことです。

でも、同じ目的の参考書を何冊も並行すると、どれも途中で終わることがあります。

英文法なら英文法の一冊。

単語なら単語帳を一冊。

まずは役割を決めて使ってみてください。

一周目は理解する。

二周目は間違えた問題を中心に解く。

三周目は苦手な部分だけを短時間で確認する。

こうすると、一冊から得られるものが増えます。

高校英語は基礎から積み上げる

高校英語の勉強法で重要なのは、単語、文法、読解をバラバラに考えすぎないことです。

単語を知らなければ文章を読めません。

文法が分からなければ、知っている単語ばかりでも文の意味を正確につかめません。

そして単語と文法を覚えても、実際の英文を読む練習をしなければ長文問題には対応しづらいです。

この三つを順番につないでいきましょう。

英文法は中学内容から確認する

高校英語で伸び悩んでいるなら、まず英文法を確認します。

特にチェックしたいのは、主語と動詞、be動詞と一般動詞、時制、助動詞、不定詞、動名詞、比較、受動態、現在完了、関係代名詞あたりです。

全部を完璧に説明できる必要はありません。

ただ、この文の動詞はどれか、なぜdoesを使うのか、なぜ過去形になるのかといった基本部分は、自分で説明できる状態を目指してください。

高校英文法へ入ると、分詞構文、仮定法、倒置など難しく見える項目が増えます。

そのとき中学英語の基礎が残っていれば、新しい内容を全部初めて覚えるものとして扱わずに済みます。


英単語は毎日触れる

大学受験の英語では、語彙力を避けて通れません。

ただし、一日で大量に覚えて終わりにする方法は、数日後にかなり忘れてしまいやすいです。

単語学習は、一回あたりの完璧さより接触回数を増やすことを意識してみてください。

例えば50語を見るとしても、一語ずつ何分もかけるのではなく、意味を確認しながらテンポよく進めます。

翌日、数日後、一週間後と何度も触れる方が、以前見た単語が少しずつすぐ意味が出る単語へ変わっていきます。

そして、単語だけを孤立させないことも大切です。

例文があるなら、どんな形で使われているのかも見てみましょう。

動詞なら後ろに何が続くのか、名詞ならどんな動詞と一緒に使われるのかまで少しずつ確認すると、長文でも意味を取りやすくなります。


文法の次は英文構造を見る

単語も文法も勉強したのに長文が読めない。

大学受験では、この段階で止まる人が少なくありません。

原因の一つは、一文の構造を正確につかめていないことです。

例えば長い英文を見たとき、最初から日本語へ訳そうとすると途中で迷いやすくなります。

まず主語と動詞を探します。

そのあと目的語、補語、修飾語を確認します。

関係代名詞や分詞があれば、どの語を説明しているのかを見ます。

この作業ができるようになると、英文が長くなっても中心部分を見失いにくくなります。


長文は量より復習が重要

大学受験の英語長文を勉強する高校生
英語長文は解きっぱなしにせず、読めなかった原因まで確認します。

長文読解では、毎日たくさんの問題を解けばいいとは限りません。

一題解いたあとに、なぜ読めなかったのかを確認する時間が重要です。

知らない単語が多かったのか。

文法が分からなかったのか。

一文が長くて構造を見失ったのか。

設問の根拠を本文から探せなかったのか。

原因によって、次にやる勉強は変わります。

語彙不足なら単語帳へ戻る。

構文が取れないなら英文解釈へ戻る。

時間不足なら、正確に読めるようになったあとで速度を上げる練習をする。

このように、長文問題を点数を測るものだけでなく弱点を見つけるものとして使うと、復習する内容が見えてきます。

受験英語の勉強法とコツ

大学受験の英語勉強法で迷ったら、まず基礎と実戦を分けて考えてみてください。

基礎段階では単語、英文法、英文解釈。

その後、長文読解、リスニング、志望校の過去問へ進みます。

もちろん完全に一つずつ終わらせる必要はありません。

単語は毎日続けながら、文法がある程度分かったら短い英文を読み始める、といったように重ねていけば大丈夫です。

過去問を早めに一度見る

過去問は、受験直前まで大切に取っておくものだと思っている人もいます。

もちろん本番形式で力を測るために残しておく年度も必要です。

ただ、志望校の問題をまったく見ないまま勉強を進めると、ゴールが分からない状態になります。

最初の段階で一度だけ問題を見てみてください。

長文は何題あるのか。

文法問題は独立して出るのか。

英作文はあるのか。

リスニングは必要なのか。

こうした違いによって、勉強時間の配分は変わります。

志望大学の最新の入試科目や配点、出題方法については、必ず大学公式の募集要項なども確認してください。


共通テストは読む力と聞く力が必要

大学入学共通テストの英語では、リーディングだけでなくリスニングも実施されています。

そのため、受験英語だから単語と文法だけでいいと考えるのは少し危険です。

単語や文法はもちろん必要ですが、その知識を使ってまとまった英文を処理する力、音声から意味を取る力まで練習していく必要があります。

リスニングも直前にまとめて勉強するより、短時間でも早めから英語の音へ触れておく方が取り組みやすいです。

最初は教科書や問題集に付属する音声でも構いません。

意味を理解した英文を聞く。

スクリプトを確認する。

もう一度聞く。

最後に自分でも声に出す。

この流れなら、ただ聞き流すよりどこが聞こえなかったかを確認できます。


スピーキングは受験形式に合わせる

元の記事では、大学受験対策としてスピーキング練習も広くおすすめしていました。

声に出す練習そのものは、英文の語順や音に慣れる意味で役立ちます。

ただし、受験勉強では志望校の試験形式を優先することも大切です。

スピーキング試験がないのに、受験直前の限られた時間をすべて英会話練習へ使う必要はありません。

一方、外部英語試験を利用する入試や面接、スピーキングを含む試験を受けるなら、それに合わせた練習が必要です。

英語力として役立つ勉強と受験で点を取るために優先する勉強を分けて考えると、時間を使いやすくなります。

ビリギャル式の勉強スケジュール

「ビリギャル 勉強 スケジュール」と調べている人は、一日に何時間、どんな順番で勉強すればいいのか知りたいのではないでしょうか。

ここで注意したいのは、ネット上で紹介されている細かな時間割を、そのままビリギャル本人の確定した一日として扱わないことです。

大切なのは、誰かの一日をコピーすることではなく、志望校から逆算して自分のスケジュールを作ることです。

最初に弱点へ時間を多く使う

勉強時間を均等に分ける必要はありません。

例えば英単語がかなり弱いのに、得意な文法問題ばかり解いていても、長文読解で止まりやすいままです。

反対に、単語は十分覚えているけれど一文の構造が取れないのであれば、英文解釈へ時間を回した方がいいでしょう。

まず模試や問題集を使って、自分のミスを分けてみてください。

「単語」「文法」「構文」「長文」「リスニング」「時間不足」くらいに分けるだけでも構いません。

一番多い弱点へ、しばらく時間を厚く配分します。


30分なら基礎を絞る

部活動や学校行事が忙しく、平日は30分ほどしか取れない日もあると思います。

その場合は、全部を少しずつやろうとしなくても大丈夫です。

例えば10分を英単語、15分を英文法または英文解釈、最後の5分を復習に使います。

翌日は単語10分、長文15分、復習5分という形でもいいでしょう。

短時間の日は、新しいことを大量に進めるより「昨日やったことを忘れない」ための時間として使うのもありです。


60分なら基礎と読解を組み合わせる

一時間取れるなら、単語15分、文法または英文解釈20分、長文やリスニング20分、最後の5分を復習にすると、一日の中で複数の力へ触れられます。

ただし、この配分も固定ではありません。

文法を学び始めたばかりなら、文法へ30分使っても構いません。

受験直前で基礎が固まっているなら、長文や過去問へ大部分を使う方が自然です。


120分なら復習まで入れる

二時間取れる日は、新しい勉強だけで埋めないようにしてみてください。

例えば単語20分、文法・英文解釈30分、長文40分、リスニング15分、復習15分という組み方があります。

特に大切なのが最後の復習です。

今日間違えた単語や文法をその日のうちにもう一度見るだけでも、間違えたまま放置する状態を減らせます。

二時間ずっと新しい問題へ進むより、復習時間を最初から予定へ入れておく方が学習内容を管理しやすいですよ。


一週間に復習日を作る

毎日予定通り進められる人は、実はそれほど多くありません。

学校行事、体調、部活動、模試などで勉強できない日は必ず出てきます。

そこで、一週間の予定を100%埋めないこともポイントです。

例えば月曜から土曜まで進め、日曜を復習と調整日にします。

予定通り進んでいれば一週間分を復習する。

遅れていれば、その日に少し取り戻す。

こうした余白がある方が、一日崩れただけで計画全体を諦めずに済みます。


休憩もスケジュールに入れる

長時間勉強するときは、休憩を取らずに机へ向かい続ければいいわけではありません。

集中が切れた状態で参考書を眺めても、内容がほとんど頭に残っていないことがあります。

一定時間勉強したら立ち上がる、水分を取る、少し体を動かす。

そのあと次の学習へ戻ります。

休憩時間にスマホを見始めて、そのまま30分過ぎてしまう人は、休憩終了の時間だけ決めておくと戻りやすくなります。

大学受験までの英語学習の流れ

大学受験へ向けて学習計画を考える高校生
大学受験の英語は、志望校から逆算して基礎と実戦をつなげます。

大学受験の英語勉強法では、いつまでに何を終わらせるかを大まかに決めておくと迷いにくくなります。

ただし、以下の流れは全員に共通する固定スケジュールではありません。

受験までの残り期間と現在の学力によって、圧縮したり、時間を長く取ったりしてください。


最初は単語と文法を整える

最初の段階では、基本単語と英文法を中心にします。

英語がかなり苦手なら、中学英語から始めても構いません。

この段階での目標は、参考書を終わらせることではありません。

基本的な英文を見たときに、主語と動詞が分かり、意味を取れるようになることです。


次に英文解釈と短い長文へ進む

文法の基本が分かってきたら、一文を正確に読む練習へ進みます。

ここでは、速く読むことより正しく読むことを優先してください。

一文が読めない状態で速読しようとしても、意味を飛ばして進む癖がつきやすくなります。

短い英文を正確に理解できるようになってから、少しずつ文章量を増やします。


基礎ができたら長文量を増やす

基礎が固まってきたら、受験レベルの長文へ進みます。

この段階では、時間も少しずつ意識してください。

ただし最初から制限時間だけを追いかける必要はありません。

正確に読めるようになった文章を、徐々に速く処理できるようにするイメージです。


最後は過去問で調整する

過去問演習へ入ったら、得点だけを記録して終わらせないでください。

時間内に終わったか。

どの大問で時間を使ったか。

語彙で落としたのか。

設問の読み違いだったのか。

原因を確認し、次の一週間の勉強へ反映します。

これを繰り返すと、過去問が単なる実力テストではなく、学習計画を修正する材料になります。

TOEIC・TOEFLにも役立つのか

ビリギャル式のように、分からないところまで戻って英語の基礎を固める方法は、大学受験だけにしか使えないわけではありません。

単語、英文法、読解、リスニングといった基礎は、TOEICやTOEFLを勉強するときにも土台になります。

ただし、ここで大学受験の勉強をしていればTOEICやTOEFL対策もそのまま完成すると考えるのは違います。

基礎英語は共通していても、試験形式と求められる力はかなり違うからです。

大学受験:志望大学によって出題形式が異なる

TOEIC L&R:リスニングとリーディングを測定

TOEFL iBT:リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングを測定


TOEICには基礎文法が役立つ

TOEICやTOEFLにつながる英語の基礎を勉強する学生
大学受験で身につけた基礎は資格試験にもつながりますが、試験別対策は必要です。

TOEIC Listening & Reading Testは、リスニング100問とリーディング100問で構成されています。

リーディングでは英文法、語彙、文章を速く正確に読む力が必要になります。

そのため、大学受験で学んだ基本単語や英文法、長文読解の経験は無駄にはなりません。

一方、TOEICには独自の問題形式があります。

基礎ができてきたら、公式問題などを使ってPartごとの形式や時間配分にも慣れていく必要があります。

特にリーディングは時間内に多くの英文を処理する必要があるため、受験英語と同じ感覚で一文ずつゆっくり訳していると時間が足りなくなる場合があります。


TOEFLは4技能対策が必要

TOEFL iBTは、TOEIC L&Rとは試験の性格が違います。

現在のTOEFL iBTでは、Reading、Listening、Writing、Speakingの4技能が測定されます。

さらに、2026年1月21日から試験内容やスコア体系が更新されています。

そのため、昔のTOEFL対策情報だけを見て勉強すると、現在の試験形式と合わない場合があります。

受験予定の人は、必ずETS公式サイトで最新の試験内容を確認してください。

大学受験で身につけた文法と読解力はReadingの土台になりますし、リスニング学習も役立ちます。

ただし、それだけではWritingやSpeakingの練習が不足します。

TOEFLを目標にするなら、大学受験英語の基礎を利用しながら、途中から英語で答える練習へ切り替えていきましょう。


資格試験でも単語は目的別に変える

英単語についても、大学受験、TOEIC、TOEFLですべて同じ単語帳を永遠に使えばいいわけではありません。

最初の基本語彙には共通する部分がありますが、目標が上がれば必要な語彙の種類も変わります。

TOEICなら仕事や日常の場面で使われる語彙を見る機会が増えます。

TOEFLでは、大学で学ぶ場面を想定した英語に対応する必要があります。

まず一般的な語彙力を作り、そのあと目標試験に合わせて追加する。

この順番なら、最初から難しい専門語ばかり覚えずに済みます。

英単語を効率よく覚える方法

英単語は大学受験でも資格試験でも必要ですが、一回で完璧に覚えるという考え方を捨てた方が続けやすいです。

人は一度見ただけの情報を忘れます。

だからこそ、忘れることを前提に何度も触れてください。

一日の単語数に縛られすぎない

一日10語、一日100語など、単語学習にはいろいろな方法があります。

どちらが正解というより、自分が何周できるかで考える方がいいでしょう。

10語を完璧に覚えようとして一時間かかり、その後一週間見ないのであれば、効率がいいとは言い切れません。

逆に50語を短時間で確認し、翌日にも翌々日にも見る方法が合う人もいます。

今日覚え切るより、今週何回その単語を見るかを意識してみてください。


例文と一緒に確認する

単語を日本語訳だけで覚えると、長文で違う意味が出てきたときに戸惑うことがあります。

例文が付いている単語帳なら、その単語が文の中でどう使われているかも確認してみましょう。

すべての例文を暗記する必要はありません。

ただ、この動詞はこういう形で使うのか、この名詞はこの前置詞と一緒に出ることが多いのかと気づけるだけでも、長文で使いやすい知識になります。

英文法の基礎を固める方法

大学受験に必要な英文法を復習する高校生
英文法は暗記だけで終わらせず、英文を読んだり作ったりしながら確認します。

英文法の基礎を固めるなら、体系的に学ぶことが大切です。

特に英語が苦手な人は、いきなり高校英文法の細かな例外から始めず、中学英語の基本を確認してください。

be動詞と一般動詞が分かる。

肯定文から疑問文と否定文を作れる。

現在と過去を使い分けられる。

まず、このあたりからです。

そのあと、助動詞、不定詞、動名詞、比較、受動態、現在完了、関係代名詞などへ広げます。


5文型は読解の道具として使う

高校英語では5文型を学びます。

ただ、「SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC」を唱えられるだけでは長文読解にはつながりません。

大切なのは、一文の中心がどこにあるかをつかむために使うことです。

長い修飾語を一度外して、主語と動詞を探す。

動詞の後ろに何が必要なのかを見る。

この作業に文型の知識を使えると、英文が長くなっても整理しやすくなります。


間違えた理由を説明する

英文法問題では、答え合わせをして丸かバツかだけ確認して終わらないでください。

なぜ自分はその選択肢を選んだのか。

正解はなぜ正しいのか。

他の選択肢はなぜ違うのか。

ここまで確認すると、一問から学べる量が増えます。

そして数日後に同じ問題を解き直します。

解説を見た直後に解けるのは当然です。

時間を空けても解けるかどうかで、本当に定着したか確認してください。

リスニング力を上げる工夫

リスニングは、英語を流しているだけで自然に伸びるとは限りません。

何を聞き取れなかったのかを確認しながら練習することが大切です。

まず意味が分かる音声を使う

知らない単語だらけの英語を何時間聞いても、初心者にはかなり負担があります。

最初は、文章を読めば意味が分かるレベルの音声を使ってください。

一度聞く。

分からない部分をスクリプトで確認する。

意味を理解してからもう一度聞く。

この流れを繰り返します。


シャドーイングは難易度を下げる

シャドーイングは、流れてくる音声を追いかけるように発音する練習です。

リスニング練習として使われることがありますが、最初から速い音声で行うと、ただ音を追いかけるだけになる場合があります。

最初は文章の意味を理解し、音声を聞きながら英文を見て音読するところからでも構いません。

慣れてきたら英文を見ずに追いかけます。

難しすぎる教材を選ばないことが続けるコツです。


聞き取れない原因を分ける

英語を聞き取れない理由は一つではありません。

単語そのものを知らない。

知っている単語なのに発音を知らない。

音がつながって別の音に聞こえる。

一文が長く、聞いている途中で意味を忘れる。

どのタイプかによって対策が変わります。

単語を知らないなら語彙。

音を知らないなら発音と音読。

文章処理が遅いなら、読解力も見直します。

リスニングだけが独立した能力だと考えず、単語や文法ともつなげてみてください。

長文読解に必要な力

英語長文の読解問題に取り組む高校生
長文読解では語彙・文法・構造把握・設問処理を組み合わせます。

長文読解を安定させるには、単語と文法だけでなく、英文全体の流れをつかむ力も必要です。

一文ずつ日本語へ訳せても、文章全体で何を言っているのか分からなければ設問で迷います。

まず主語と動詞を見る

長い一文が出てきたら、最初に中心となる主語と動詞を探します。

そのあと、関係代名詞や分詞、前置詞句などが何を説明しているか確認します。

単語を左から順番に日本語へ置き換えるだけではなく、英文の骨組みを見る感覚を作ってください。


段落ごとの役割を見る

大学受験の長文では、段落ごとに話が展開します。

最初の段落で問題提起をし、その後に理由や具体例を示し、最後に結論へ進む文章もあります。

各段落を読み終えたときに、この段落は何について話していたかを短く考えてみてください。

一語一句を覚えなくても、文章全体の流れを追いやすくなります。


スキミングと精読を使い分ける

スキミングは文章全体の概要をつかむ読み方です。

一方、設問の根拠となる部分では正確に読む必要があります。

すべての文章を同じ速さ、同じ細かさで読むのではなく、全体を追う部分と丁寧に読む部分を使い分けることが受験では重要です。

ただし、基礎段階から無理に速読する必要はありません。

まずは正しく読めるようになり、その後で時間を意識してください。


知らない単語を全部調べない

長文には、知らない単語が出てくることがあります。

練習中なら辞書で確認して構いませんが、最初から一語出るたびに読むのを止めると文章全体が見えにくくなります。

まず前後から意味を推測して読み進め、読み終わったあとで重要な単語を確認する方法もあります。

もちろん、基本単語まで全部推測で済ませるのは違います。

何度も出てくる重要語や受験頻出語は、単語帳へ戻って覚えてください。

ビリギャル英語勉強法の注意点

ビリギャルの話は、今の成績が低くても、勉強の仕方を変えれば伸びる可能性があると考えるきっかけになります。

ただし、その結果だけを見て「短期間なら誰でも同じように伸びる」と考えない方がいいでしょう。

勉強時間だけ真似しない

一日10時間勉強した人がいたとしても、あなたが同じ10時間を確保すれば同じ結果になるわけではありません。

大切なのは、その時間に何をしているかです。

理解している問題を何時間も繰り返すより、弱点を見つけて修正する方が必要な場合があります。

時間は目安。

学習内容を中心に考えてください。


参考書を買うことを勉強にしない

受験勉強を始めると、参考書選びが楽しくなることがあります。

本を比較し、レビューを読み、勉強法動画を見る。

ところが、それだけで一週間が終わることもあります。

参考書は、使って初めて意味があります。

完璧な一冊を探し続けるより、自分のレベルに合う一冊を決めて今日10ページ進める方が前へ進みます。


難しい教材ほど良いとは限らない

難関大学を目指すほど、難しい参考書を使いたくなるかもしれません。

でも、基礎段階では理解できる教材の方が重要です。

難しい本を持っていることと、英語ができることは別です。

今の一冊を自力で解けるようになってから、次のレベルへ上げてください。


受験直前は優先順位を変える

受験まで一年ある人と、一か月しかない人では勉強法が変わります。

一年あるなら、中学英語へ戻って基礎からじっくり作り直す時間を取りやすいです。

一方、試験直前なら、基礎の穴をすべて埋め直すだけでなく、志望校で得点につながりやすい分野を優先する判断も必要です。

この時期は、学校や塾の先生など、自分の現在地と志望校を把握できる人へ相談するのも一つの方法です。

ビリギャルの英語勉強法まとめ

ビリギャルの英語勉強法から一番取り入れたいのは、特別な参考書の名前や、一日の勉強時間そのものではありません。

自分の現在地を知り、分からない場所まで戻り、できるようになるまで学習を積み上げること。

ここが大きなポイントです。

高校英語が分からないなら、中学英語へ戻っても大丈夫です。

英単語が不足しているなら、毎日少しずつ触れる。

文法は説明を読むだけでなく、問題を解いて、自分で短い英文も作る。

一文を正確に読めるようになったら、長文へ進む。

そして志望校が決まったら、過去問を使って必要な力と現在の力との差を確認します。

勉強スケジュールも、誰かの時間割をそのままコピーする必要はありません。

30分しかない日は30分でいいんです。

単語10分、文法15分、復習5分でも、一日分の勉強になります。

時間が増やせるようになったら、長文やリスニング、過去問を加えていけばいいでしょう。

また、大学受験で作った英語の基礎はTOEICやTOEFLへ進むときにも役立ちます。

ただし、TOEIC L&RとTOEFL iBTでは測定する技能や問題形式が違うため、基礎を作ったあとは、それぞれの試験形式に合わせた勉強へ切り替えてください。

  • ビリギャル式から学びたいのは、自分の弱点を明確にする考え方
  • 高校英語が分からないときは中学英語まで戻って構わない
  • 参考書は難易度ではなく現在の自分が理解できるかで選ぶ
  • ビリギャル式教材と本人が受験当時に使用した教材は同一とは限らない
  • 参考書は読むだけでなく問題演習や短い英作文まで行う
  • 英単語は一度で完璧に覚えようとせず何度も触れる
  • 英文法の基礎ができたら英文解釈と長文へ進む
  • 長文は解きっぱなしにせず読めなかった原因を確認する
  • 過去問は志望校との距離を確認する材料として使う
  • 勉強スケジュールは弱点と残り期間から逆算する
  • 短時間の日は単語・文法・復習など基礎へ絞る
  • 一週間すべてを予定で埋めず復習や調整の日を作る
  • 共通テストを受けるならリーディングだけでなくリスニングも対策する
  • TOEIC L&Rには大学受験で身につけた語彙・文法・読解の基礎が役立つ
  • TOEFL iBTでは4技能が必要なので試験専用の対策も必要

もし今、英語が苦手で何からやればいいのか分からないという状態なら、今日やることを一つだけ決めてみてください。

中学英文法の問題を10問解く。

単語帳を20分見る。

昨日間違えた英文をもう一度読む。

最初はそれくらいで十分です。

大きな逆転を最初から考えるより、今日分からなかった一つを分かる状態へ変える。

その積み重ねが、大学受験の英語勉強ではかなり大事ですよ。

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